災害にも強い地域づくり

災害にも強い地域づくり事業 災害ボランティアセンター

災害にも強い地域づくり

大田原市災害ボランティアセンター運営サポーター養成研修

近年、地震や台風、大雨による風水害、土砂災害等、大規模かつ広域化した災害が全国各地で発生しています。

本会では、災害が発生した際に、被災者へのきめ細やかな支援や、迅速な復旧・復興を進めるため、災害ボランティアセンターを設置しますが、これからの災害ボランティアセンターの運営には、地域の多様な「力」(住民、ボランティア、行政、企業、各関係機関等)との連携、協働を基盤とした、「地域協働型」の運営が重要となっていきます。

第1回では地域における災害ボランティア活動への理解や意識醸成を図り、災害VC運営を共に進める人材を増やすとともに、平時からのつながりづくりの促進、第2回では災害ボランティアセンター運営についての基礎知識や、訓練を通したセンター運営の基本を学び、災害時の災害ボランティアセンター運営のサポーターを養成することを目的に本研修を開催しました。

第1回 令和7年2月2日 地域で共に考える災害ボランティアセンター~入門編~

  • 講話「災害時の支援について~災害ボランティアと地域のチカラ~」
  • 演習「災害支援活動の安全と安心~オリエンテーションを考える~」

第2回 令和7年6月29日 地域で共に考える災害ボランティアセンター~実践編~

  • 講話「センター『運営』を学んでみよう」
  • 演習「災害ボランティアセンター設置訓練」

災害にも強い地域づくり事業として大田原市社協が取り組むこと

地域福祉が原点。阪神大震災、東日本大震災の経験から、日頃からつながりのある地域は災害時にも助け会うことができる地域だということが分かってきています。災害時に助かるかどうかは、日頃のご近所づきあい、地域のつながりや助け合いが大きなカギとなります。
  • 災害ボランティアセンター
    • 「災害ボランティアセンター運営指針」の作成
    • 大田原市災害ボランティアセンター運営に関する協定の締結(平成25年度より)
      締結団体(6団体):大田原市、大田原市民生委員児童委員協議会連合会、
      大田原市ボランティア連絡協議会、一般社団法人那須野ヶ原青年会議所、
      国際医療福祉大学、社会福祉法人大田原市社会福祉協議会
    • 災害ボランティアセンター運営連絡会(関係機関とのつながり作り)
    • 災害ボランティアセンター立ち上げ訓練
    • 災害ボランティア講座の開催
    • 職員研修
  • 災害弱者の避難・安否確認・避難所生活支援等
    • 見守り利用者・避難行動要支援者支援に向けての取り組み
  • 減災:地域福祉
    • 日頃から災害時に助け合える地域づくり
    • 見守りネットワークの充実(安心生活見守り事業等)
    • 顔見知りの関係づくり
    • 減災学習・研修・勉強会・地域の避難訓練・避難所運営訓練・炊き出し訓練・防災イベント・図上訓練など
  • 災害発生時の職員の行動
    • 「大田原市社協職員災害時行動の手引き」の作成
    • 地域の被災ニーズの把握
    • 災害ボランティアセンターの運営

「大田原市社協職員災害時行動の手引き」の目的

「大田原市地域防災計画」で市社協の活動が位置づけられており、日頃から災害に備えておく必要があります。風水害等一般災害や地震災害、火災災害発生時に、社協職員が早急かつ円滑に実効性のある支援活動を実施するために、また、災害発生時だけでなく、復旧時 、復興時、平常時において、地域福祉を進める社協職員がどのように行動するのか、基本を明確にするために手引書を作成しています。
手引書ダウンロード

「災害ボランティアセンター運営指針」の目的

「大田原市地域防災計画」で市社協の活動として「市災害ボランティアセンター設置・運営」が位置づけられており、災害発生に備え、災害ボランティアセンターの設置・運営のための指針となるよう作成しています。
災害ボランティアセンター運営連絡会を設置し関係団体と顔の見える関係づくりを進めています。また、災害ボランティアを育成するため、災害ボランティア講座を開催しています。

「災害時事業継続計画(BCP)作成」の目的

大規模災害に対する対応力の向上を目的に、災害時に本会の機能が低下する場合であっても、事業を継続し、早期復旧させるための事前対策として作成しています。